前世の記憶がある人って本当にいるんですかね?

今ネットでちょっとだけ話題になっているのが、「2歳の子供が昔飼っていたペット(フェレット)だったと話し出した」という発言小町での投稿です。

ペットのフェレットから人間に生まれ変わった少女の話

昨日の話です。
2歳の娘がハミガキをしながら
「ゆうちゃんねえ、昔もふぞう(仮名)だったの。そして、ゆうちゃんになったの。」
「カリカリの餌、美味しくなかったわあ」
「もふこ(もふぞうと同時期に飼っていたペット)は可愛かったけど、怖かった。あまり一緒に遊ばなかった。」
と、突然話をし出しました。

~以下略~

前世を語り出した事よりもっと驚いたのは
6匹の中で一番私と心の交流がなかったもふぞうが来た事が一番の驚きポイントでした・・。

小さな子供って突拍子もないことをいうことがありますよね。正直この前世の記憶の話を聞いても眉唾だと考えるのが一般的な人の感情だと思います。

もちろん私自身も、特に生まれ変わりを信じているわけではありません。

しかしながらこういう話はなかなか興味深いものではありますよね。今回の話もなかなか良くできています。(しかもオチまでつけて)

死後の世界というものは誰しもが恐れを抱くものなので、「このような生まれ変わりがあればいいのにな」とは私も思います。

今回のトピのように人間←→動物へと生まれ変わるのは正直ちょっと避けたい気もしますが・・・・。(トピのように動物から人間はラッキー?ですかね)

仏教の世界の輪廻転生

残念ながら仏教の世界の輪廻転生という考え方では、人間から動物へ生まれ変わることもあるようです。

いったん動物に生まれ変わってしまうと、なかなか人間へと生まれ変わることは難しいようです。

とすれば、このフェレットから人間へと生まれ変わった2歳のお嬢さんはとても運がよかったのかもしれません。

やはり一度?人間界で生活をしてしまうと、もう一度人間界に生まれ変わりたいと思うのは世の常でしょう。

私自身、他人から見れば幸せかどうかはわかりませんが、まあ特に不自由なく暮らせているわけで、それだけで幸せだと感じたほうがいいのかもしれません。

欲を持つのは人間の常ですが、欲を持ちすぎると何かが破たんしてしまうので、平々凡々がいいのでしょうか。

まあ現在はかつてないほどの平和な世界(日本)なので、そう思うのかもしれないですけどね。

そう考えるとやはり人間界に生まれ変わりたいですね。

まあ本当に輪廻転生や生まれ変わりがあるかどうかを現世で確認することは難しいところです。

しかし古今東西、生まれ変わりの話はよく聞かれますよね。

もちろん日本でも生まれ変わりの話はあります。もっとも有名なものが国学者・平田篤胤により記された「勝五郎再生記聞」ではないでしょうか。

勝五郎再生記聞とは

勝五郎再生記聞とは、1800年代前半の小谷田勝五郎という少年による生まれ変わりの話になります。

(1)文政5年11月、中野村に住む8歳の勝五郎(小谷田姓)が、兄と姉に、自分の前世は、程久保村の藤蔵(須崎姓)で、6歳の時に疱瘡(ほうそう—天然痘)で亡くなったと語りました。

(2)勝五郎の話は、やがて父や母の知るところとなり、12月、勝五郎は生まれ変わりの顛末を以下のように、父母に詳しく語ったのです。 藤蔵が死んだとき、魂が身体から抜けだして家に帰ったが、誰も気づかなかった。→白い髭に黒い着物を着たおじいさんに導かれ、あの世に行った。→三年たったから生まれ変わるのだと言われて中野村の柿の木のある家に連れて行かれた→竈の陰に隠れていると、父母が相談をしていた。それは、家計を助けるために母が江戸へ奉公に行くというものだった。→藤蔵の魂は母の胎内に入り、文化12年10月10日に勝五郎として生まれた。

勝五郎の生まれ変わりの話は平田篤胤により「勝五郎再生記聞」として記され、江戸をはじめ日本中で話題になったそうです。

その後小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)により随想集『仏の畠の落穂』に「勝五郎の転生」として記され、イギリスやアメリカでも紹介されました。

このように江戸時代から日本では生まれ変わりの話があったのですね。

事の真偽は今となってはわかりませんが、当時から生まれ変わりというものは多くの人の興味を引き付けるものだったようです。

輪廻転生や生まれ変わりの話はにわかには信じられないものが多いですが、死後の世界は誰にでもいずれ訪れるものなので、興味を持ってしまうのでしょうね。

ただこのような死後の世界に過度に興味を持ってしまうと、ちょっと人生があらぬ方向へ向かってしまうこともあるので注意が必要です。

詐欺師に騙されないように注意

世の中には、前世がわかると自称する霊能力者や占い師などが実際にたくさん存在します。

彼らすべてが悪徳であるとは言いませんが、なかには詐欺師的な人も残念ながらいるでしょう。

また詐欺的な宗教団体がこの世の中に存在することも事実です。

スピリチュアルな神秘的なことに興味は持っても、過度に傾斜することはかなり危険と隣り合わせなので、そのことを認識してくださいね。

人の心のスキをついて騙してやろうとする輩に、人生を狂わされないようにしましょう。

わんわん倶楽部