青いカエルって珍しいですよね。
カエルと言えば、まあアマガエルなど緑色のカエルや、ウシガエルなどの土色のカエルが頭に思い浮かびます。
この青いカエルが、埼玉県で相次いで発見されているそうです。うーん何が原因なのでしょうか。ちょっと不思議ですよね。
青いカエルが埼玉県で発見!
全身が青色のニホンアマガエルが8月以降、埼玉県内で相次いで見つかり、地元で話題になっている。
県生態系保護協会の串田宏人・専門調査員によると、ニホンアマガエルは通常いくつかの色素を持っているが、青いカエルは黄色の色素が先天的に欠けた突然変異の個体とみられる。
突然変異というものは、どんな生物にもあることなので、アルビノの青いカエル自体が存在することは十分あり得ますよね。
たまに、金色の蛇や白蛇などが見つかったというニュースも耳にします。
私の知識不足だったのですが、青いカエルも全国各地で、まれに見つかるもののようです。(青色だけでなく、黄色(金色)のカエルもいるようです。色変わりカエルの研究をなさっている方もいるようですね。)
ただ、埼玉県で発見が相次ぐというのは何か原因があるのでしょうか。ちょっと気になりますよね。
突然変異と聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのは、放射能の影響ということではないでしょうか。
放射能は生物や植物の遺伝子に影響を与えますので、突然変異を起こす要素となりえるでしょう。(確かゴジラも放射能による突然変化だったような気がします。まあフィクションの話ですが)
2011年3月に起きた東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故からまもなく5年を迎える中、国際環境保護団体「グリーンピース(Greenpeace)」は4日、原発周辺の森林で事故による環境影響が現れ始めていると警告を発した。
グリーンピースの報告書では「モミの木の成長における突然変異の明らかな増加」や、チョウの「ヤマトシジミの遺伝的変異」、「高濃度汚染地域のミミズのDNA損傷」といった事例が挙げられている。
まあグリーンピースといったちょっと偏った考えを持つ団体の報告なのですが、放射能が遺伝子(DNA)に損傷を与えるというのは確かなようです。
今回の青いカエルの大量発見は埼玉県ということですが、これも放射能の影響があるのでしょうか。
正直なところ、現在のところではわからないですよね。
騒ぎ立てる人もいるかもしれませんが、科学的な立証が行われるまでは、わからないとしか言いようがありません。
モラー氏が生物学者ティモシー・ムソー氏と行った共同研究では、ハタネズミに高い確率で白内障が見られること、鳥の翼にいる有益な細菌の量が減少していること、ツバメに部分的なアルビニズム(色素欠乏)が発生していること、カッコウの数が減少していることなどが報告されている。ただし、深刻な突然変異が起こったのは事故直後のみである
チェルノブイリ周辺では、ツバメに色素欠乏の症状が見られたようなので、青いカエルが放射能の影響という可能性がありますが、深刻な影響は事故直後のみというデータもあるようなので、福島原発事故から3年半経った今、青いカエルが相次いで見つかるということと放射能の関連性は微妙なところです。
まあ青いカエル自体はまれにあるようなので、突然変異=放射能と結びつけるのは時期尚早かなと思います。
青いカエルの価格は?
話はちょっと現実的な方向となりますが、この青いカエルはどれくらいの価格で売買されるものなのでしょうか。
雌雄同体のクワガタが数百万円で取引されたという話を聞いたことがありますが、青いカエルがどれくらいの価格で売買されているのかちょっと気になりますよね。
オークファンで売買価格を調べてみると、10000円程度で青いアマガエルは取引されているようです。(過去をさかのぼってみてみると、3万円以上で取引されていたこともあるようですね)
これが高いのか安いのかどうかいまいちわかりませんが、一匹1万円で売れるというのは結構おいしいのかもしれませんね。
ひょっとすると、この青いカエル発見のニュースが報道された後に、青いカエルハンターが続々と埼玉入りしているのかもしれません。
実際に昆虫ハンターという職業は存在するようなので、青いカエルを捕まえに埼玉に行く人はいるのではないでしょうか。
うーん、青いカエルの繁殖はできないのでしょうか。
青いカエルの繁殖ができれば大儲け!と邪な考えが浮かんでしまいますが、まあそう簡単にはいかないのでしょうね。
そもそも簡単に繁殖できてしまうと、値崩れをおこしてしまうのかもしれません・・・。
うまい儲け話は、そうそうないですよね。おそまつさまでした。