一昨日2017年2月12日に、NHKスペシャル「見えない“貧困”~未来を奪われる子どもたち~」が放送されていました。
いわゆる「相対的貧困」について取り上げられていました。
NHKの貧困問題と言えば、昨年夏にちょっとした炎上騒動がありましたが、今回もネット上ではいろいろな議論がされているようです。
相対的貧困が云々の議論はさておき、今回は子供が貧困から脱出する方法、抜け出す方法について考えてみたいと思います。
目次
まずは無駄をなくそう
私も昨日の放送を見ていたのですが、相対的貧困の世帯は子供たちもスマホを持っていることは珍しくないのですよね。
支出の内訳で、確か通信費が2万円程と出ていましたが、とりあえず格安スマホ(MVNO)に替えましょう。
キャリアと格安スマホでほとんど差はありません。
2年縛りの解約金はかなりむかつきますが、できればすぐに変更したほうが長期的に安上がりです。
格安スマホなら、一人月々1000円~程度に通信費を圧縮することができます。
まあ1000円はきついかも知れませんが、毎月一人2000円~3000円ぐらいに抑えることは十分に可能です。
実際のところ、何の疑いもなくドコモauソフトバンクのキャリアと契約し続けている方は非常に多いです。
キャリアをのほほんと契約し続けるとかなりの無駄な支出となりますので、ここはマジですぐにでも変更したほうがいいですね。
やっぱり勉強することが大事
格安スマホにして通信費を圧縮したら、その分を子供が勉強するための支出に回したいです。
もし教育費に回せないとしても、子供が貧困から抜け出すために一番確率の高い方法はやっぱり勉強することです。
番組では大学の入学金・授業料の負担がきついという話も放送されていましたが、今後は無償の給付型奨学金も広がってくるようです。
大学生らが返済不要で利用できる「給付型奨学金」について、政府は19日、進学先や下宿の有無に応じて月額2万~4万円を給付する制度を正式決定した。住民税非課税世帯の1学年2万人が対象で、2018年度から開始。
引用元: 給付型奨学金、月2~4万円 18年度から
とにかくまずは勉強することです。
結局のところ日本は学歴社会ですからね。
スマホゲームやLINEをしている暇があったら、とにかく勉強しましょう。
高卒で公務員になるのもいい方法
高校まで一生懸命に勉強して大学に行くはいい方法ですが、大学へ行くお金がないという場合は、高卒公務員試験を受けるという方法もあります。
この高卒公務員試験は、「地方初級試験」や「Ⅲ類試験」と呼ばれるものになりますが、一生懸命に勉強をすれば合格はそれほど難しいものではありません。
もちろん簡単ではないですが、大学から公務員になるよりも難易度は低くなっています。
公務員になるのは、貧困から抜け出すための最も確率の高い方法だと思います。やはり安定というのは強いです。
「一生懸命勉強して大学に行く学力はついたけれど、費用の面できつい」という方は、高卒公務員試験も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
やはり国立大のほうが学費負担は軽い
大学でも私立大学よりはもちろん国立大学のほうが入学金や授業料が安いです。
国立大学で、授業料が535,800円、入学金が282,000円
私立大学で、授業料が864,384円、入学金が261,089円
文部科学省のホームページを見ると、平成26年度で平均授業料と入学金は以上のようになっています。
私立大学の入学金はこんなに安いでしょうか?60万円ぐらい必要な気がしますが、どうなのでしょう。
と思って調べてみると、入学金の他にもろもろの費用が必要で、結局60万円前後の資金が必要となってしまうようです。
国立大はその他もろもろの費用が+5万円程度ですので、やはりかなり国立大学のほうが安いです。
「国立大は偏差値的に無理だよ」
そんなことを言わずにまずは頑張ってみましょう。
勉強に特別な才能入りません。いるのは基本的には暗記力です。
何度も繰り返すことで記憶は定着しますので、まずは同じことを何度も繰り返して、上手に暗記する方法を見つけましょう。
工業高等専門学校(高専)もいいかも
中学を卒業したら、工業高等専門学校(高専)に入学するという方法もいいと思います。
高専は5年制の学校なのですが、就職先は結構いいです。
また大学に編入する場合でも、3年時からの編入だと、2年間の学費負担で卒業が可能です。
高等専門学校の場合は第1学年から第3学年が対象で支援金の支給額は、月額9,900円(年額118,800円)となり、 平成22年度より新入学生が支払うべき授業料は年額115,800円(保護者の所得割額による)となります。 なお、保護者の所得に応じて一定額加算(1.5倍(年額59,400円)または2倍(年額118,800円))され、場合によっては0円にまで減免されることになります。 また、本校の専攻科で学位を得る場合、公立学校から大学を卒業した場合と入学料・授業料の総額で比較すると、約97万円も安くなります。
引用元: 学費:福井工業高等専門学校
技術系の仕事を志す方は、中学卒業後に高専への入学もいいですね。
専門職はやはり強い
高校卒業後、大学卒業後の就職先として、やはり公務員が貧困から抜け出すためには最も安定した職場です。
大金をつかむことはできませんが、絶対的貧困・相対的貧困から脱出できるでしょう。
その他では、専門職はやはり強いです。
例えば、看護師などは常に人手不足なので、資格があれば就職は難しくありません。(看護婦になるために費用が掛かりますし、仕事はきついですが・・・。でも医者と結婚するというチャンスも・・・)
誰でもできる仕事は給料も安い。
「誰でもできる仕事は給料も安い」この言葉を覚えておきましょう。
これは世の中の常です。残念ですが社会はこのように回っています。
何か専門的な技術・能力を学生時代に身に着けておくと、その後の人生に役に立つでしょう。
あっ、公務員は別ですよね。
誰にでもできる仕事だけど、給料もそこそこで安定しています。(警察・消防などはのぞく)
何度も言っているように、貧困から抜け出すためには公務員を目指しましょう。(なんか共産主義論者みたいになってきたな。こう見えても私は資本主義論者です。)
偏差値を上げる勉強方法
「勉強しろ、勉強しろって、テメーは教育ママか!(古っ)」
こんな声が聞こえてきそうなので、勉強方法についても考えてみましょう。
1に暗記、2に暗記、3,4がなくて5に暗記
勉強というと難しく感じますが、学生時代の勉強なんてとにかく暗記です。
特に中学生の勉強なんて、ほぼほぼ暗記で何とかなります。
とにかく難しいことを考えるよりも、暗記に力を入れましょう。
数学も暗記
東大出身の和田秀樹さんに言わせると、数学ですら暗記です。(数学は暗記だ! (和田式要領勉強術) )
とにかく暗記です。まず暗記です。
意味なんてどうでもいいので暗記です。理解をする前にまずは暗記です。(暗記を繰り返すと意味も意外と分かってきます。)
テストと思わずに、まずはクイズだと思って暗記しまくってください。
中間テスト期末テストなどの国語も暗記です。
最近は推薦入学の比率が高まっているので、中間テスト・期末テストにまずは全力を注いで、推薦枠を確保するのも一つの方法ですね。
国語、現代文の入試は文中に答えがあります。
入試問題、実力テストの国語、特に現代文が苦手という方は多いですよね。
実はこれ簡単に解くコツがあります。
「答えは文中に書かれてある」ということです。
もう一度言います。現代文の答えは「文中に書かれています」
これを意外と知らない高校生・中学生は多いです。
「言っている意味が分からない」
こう感じた方もいるのかもしれません。
出題者の気持ちを考える
問題を作る人の立場になって考えてみるとよくわかります。
答えは必ず一つにならなければいけませんよね。
そうです。誰が見ても答えは一つにならなければいけないのです。
もし入試であやふやな問題を作ったら、大問題になるかもしれません。
ではどのように問題を作るのかというと、文中に書かれてあることを答えにするのですね。
そうすれば必ず答えは一つになります。
主観で想像しちゃダメ
国語(現代文)が苦手だという学生の多くは、自分の頭の中でいろいろな想像を巡らせすぎです。
そんなことをすると、ドツボにはまります。
例えば、「文中で作者は〇〇についてどう思っていましたか?次の1から5の中から選びなさい。」という問題があるとしますよね。
ここで国語(現代文)が苦手な学生は、自分の主観を入れてしまいます。想像してしまうのですね。
作者はこう思っているのではないか?いや、こう考えているのではないか?という風にです。
これダメです。
1から5を文中と照らし合わせてください。
きっと答えが文中に書かれているはずです。
こういう場合、だいたい3つほどはすぐに切り捨てられます。全く文中と違うことが書いています。
2つぐらいは、ちょっと似た感じのことが書いてあります。
答えを2つぐらいに絞ったら、そこでまた文中を細かく見て探します。
そうすると、文中に書いているもの、書いていないものの区別がつきます。
そうです。国語(現代文)は照らし合わせの作業と考えてください。
必ず答えは、書いてあります。
入試問題や実力テストの現代文の基本は、主観ではなく照らし合わせです。
私はある中学生にこの現代文の解き方を教えたら、現代文だけは学年トップクラスの成績を実力テストで取れるようになりました。
皆さんも現代文は照らし合わせの作業だと考えて取り組んでください。
苦手だった現代文を得点源に替えることができますよ。
まとめ
最後のほうは、NHKスペシャルの「相対的貧困」からちょっと話が変わってしまったような気がしますが、とにかく勉強することは大事だと思います。
一番のおすすめは、高卒公務員を受験して合格することです。ほぼ確実に相対的貧困から抜け出せます。
大学に進学しての奨学金は、正直なところもろ手を挙げてお勧めすることはできません。
200万円~300万円の借金は、やはりきついですからね。
もし大学に行って遊びたいという方は、奨学金を借りてまで大学に行かないほうがいいです。
何百万も借金をして遊びに行くのはリスクが高すぎます。
まあ金持ちの子たちが大学で遊んでいるのを見ると、イラッとする気持ちもわからないでもありません。
そんな時は松下幸之助さんのこの言葉
「ないものを嘆くな、あるものを活かせ!」
を思い出し頑張りましょう。
この言葉は生きていくうえでの真理だと思います。
皆さん、相対的貧困を抜け出すために頑張ってください。
あっ、そうだ。公務員じゃなくてもいい就職先があります。
手当などを含めた平均年収が1780万円です。いいですね。高給取りです。
その就職先の名は、
「見えない“貧困”~未来を奪われる子どもたち~」を放送していたNHKです。(ソース:週刊実話とかリテラとか)
「自分だけはセーフティという愉悦」(byカイジ)という言葉がぴったりですが、まあ世の中こんなものです。
頑張って勉強して、相対的貧困を抜け出しましょう。