バドミントン日本代表の桃田賢斗選手とチームメートの田児賢一選手が、裏カジノにはまっていたという話題がよく報道されています。
特に田児選手は1000万円以上負けがあるほど裏カジノにのめりこんでおり、まさにギャンブル依存症といっても過言ではないでしょう。
ギャンブル依存症とギャンブル好きというのは紙一重です。いや紙一重というよりもほぼ同じといってもいいのではないでしょうか。
ギャンブルをしたことがある人なら経験があると思いますが、勝ったときの興奮は忘れられないですよね。
私自身も今考えると、結構ハードなギャンブル依存症だったと思います。
ギャンブルにつぎ込んだ総額は間違いなく「億」を超えています。
ではそんな私はどのようにしてギャンブル依存症を克服したのでしょうか。自分の過去を思い出しながらお話ししていきたいと思います。
まずはまったのはパチンコから
パチンコは身近にありすぎ
自分が最初にしたギャンブルはパチンコでした。まあ中学生の頃にトランプで多少の賭け事をしたことはありますが、これは遊びの範囲といえるでしょう。
パチンコは身近にありすぎますよね。いつでも誰でもがフラッと立ち寄ることができてしまいます。
世間一般では「遊技場」という扱いですが、していることは「カジノ」です。
文鎮が大好きなおばちゃんに景品の文鎮を売ることで換金できるのですが、これも公然の秘密です。
私自身は大学生の時にパチンコにはまっていました。思い起こせば、毎日パチンコ通いをしていましたね。
ただ私自身の性格上、「負けるギャンブルはしたくない」と考えていたので、収支はそれほど悪くなかった気がします。（しかしパチンコのトータルはやっぱり負けていると思います。）
当時はパチスロのモーニングがあったり（今もあるのかな）、設定を見分けることもある程度できたので、それほど負けてはいない気がします。
しかしながら、今考えてみると「壮大な時間の無駄」ですよね。
しかも最近のパチンコは、ホールコンピューターでいろいろな制御ができると聞きます。
もちろんこれは真偽が定かでない「信じるか信じないかはあなた次第です」的なものなのですが、そんな不確かなものに大事なお金を投入するのは「もったいない」です。
私自身は勝ちたいためにパチンコをしていたので（基本的にはみんなそうでしょう）、割に合わないと考えパチンコを辞めることとしました。
私がパチンコを辞めることができた理由は
「時間の無駄」
「割に合わない」
と考えることができたからです。（あとタバコの煙に耐えられなくなったというのもあります。）
パチンコの控除率
パチンコの控除率は１０％～１５％程度のようです。1万円をもってパチンコに行くとすでに1000円～1500円は寺銭として取られているということです。
基本的にパチンコで大儲けすることはできません（ミリオンゴッドのような例外もありましたが、今は規制されてそれほど一度に勝てないようです）。
そのことを頭に入れておくと、パチンコをすることが「あほらしく」なってきます。
パチンコをすることが「あほらしく」なると、その時あなたがパチンコ依存症から脱却できたということになります。
ぜひパチンコが「時間の無駄」で「あほらしい」ものだということに早く気付いてください。
同時進行で競馬にもはまる
競馬は大金を賭けれる怖さがある
私はパチンコと同時進行で競馬にもはまっていました。
まあはまっていたといっても、消費者金融で借金をしてまでギャンブルをしようとは全く考えていなかったので、借金地獄に陥るということはありませんでした。
というよりも、最初の頃は競馬でかなり勝っていたと思います。
しかしこれが人間心理の怖いところで、勝てば勝つほどレートが上がってきます。
最初は1レースに千円単位でかけていたのですが、それが徐々に1万円単位、10万円単位とレートが上がっていくのです。
まあそれでも今考えると才能があったのでしょうか。時には1レースで100万円ほど勝った時もあり、1年間のトータルでも多少の利益が出ていました。
しかしながらそんな賭け方をしていると、いつかは破たんします。
毎週競馬をしていると、やはりスランプになってしまう時期があるのですね。
スランプになるとどんどんお金が減っていき、見る見るうちに資金がなくなっていきました。レートが高くなってしまっていますからね。減るのはすぐなのです。
今考えると完全なギャンブル依存症なのですが、私の場合は「借金は絶対にしない」ということは決め事としてあったので、絶対に資金がマイナスにならなかったのは不幸中の幸いでした。
競馬ジャンキーから足を洗えたのも、パチンコと同じく「あほらしい。やめとこ」というものでした。
パチンコと同じく競馬ももちろん勝つためにしていました。「負けるならする意味がない」と考えることができたので、競馬からも抜け出せたということです。
競馬の控除率
競馬の控除率は２５％です（単勝は２０％かな）。1万円をもって競馬場に行くと2500円は寺銭としてぼっしゅーとされています。
そう考えると競馬で利益を上げるというのは基本的に無理です。
もちろんたまに大穴を当てることもあるでしょう。
しかしトータルで見るとほとんどの人は負けています。そのような構造なのですから仕方がありません。そういうものなのです。
たまに競馬でひと財産を築いたという話を聞きますが、そんな人はギャンブルの神様に選ばれし例外中の例外です。基本的にマイナス25％の状態から始まるギャンブルなので、勝つのは難しいということを理解しておきましょう。
お金を稼ぐ方法
一番いいのはこれ
それでは一番いい「お金を稼ぐ方法」は何なのでしょうか？
それは「地道に働くこと」です。これは間違いないです。
ギャンブルで勝ち続けることは至難の業です。
なぜならギャンブルに勝つと、調子に乗ってレートを上げてしまいます。もしレートを上げずに地道に勝ち続けることができればギャンブルに勝つことも可能かもしれません。
しかし人間というものは、「1000円で1万円勝ったのなら、1万円買えば10万円勝つんじゃね。」「10万円買えば100万円勝つんじゃね。」と考えてしまう生き物です。欲深き生き物なのです。
レートが上がると冷静な判断ができなくなってきて、いつかは破たんします。
また、レートを上げる誘惑に負けずに継続してギャンブルに勝ち続けることのできる人は才能があります。
そんな人はその才能を他の分野に活かしてください。
その分析力と判断力をギャンブルではなく仕事に活かしましょう。
最近の若い子は堅実
最近の若い子たちのなりたい職業NO１は「公務員」だそうです。
正直なところ「つまんないな」と思うのですが、よく現実を知っているともいえます。
まじめに地道に働くことが、結局のところ一番いい「お金を稼ぐ方法」です。
もしギャンブルで稼ごうと考えている人がいたら、それはかなり無謀なことだということに早く気付いてください。
そしてギャンブルをすることが「あほらしい」「時間の無駄」だということに早く気付いてください。
そうすれば「ギャンブル依存症」を克服することができるのではないかと思います。
