ピロリ菌が胃がんの原因の一つなんですよね。

最近は胃痛があまりないですが、一時期胃痛があったこともあり、ピロリ菌の検査をしてみようかと考えたことがあります。

ただ当時は明治のヨーグルトLG21を食べていたので、何となくですがピロリ菌が抑制されているのかなと考えて、ピロリ菌の検査をしないままでした。

まあ自分の胃の中にピロリ菌がいるかどうかわかりませんが、ピロリ菌の検査をしたほうがいいんですかね。悩むところです。

ところで本日こんなニュースがありました。

東京大学(東大)は3月15日、ピロリ菌タンパク質「CagA」の発がん生物活性を抑制する酵素として「SHP1」を同定し、またエプスタイン・バールウイルス(EBウイルス)を感染させた胃の細胞ではDNAメチル化によりSHP1の発現が抑制され、CagAの発がん活性が増強することを見出したと発表した。

これを読むと、ピロリ菌にも悪い面だけでなくいい面もあるということでしょうか。

よくわかりませんが、今回はピロリ菌について調べてみることとしました。

ピロリ菌の影響

ピロリ菌とは

もともと胃の中は胃酸の影響で細菌がいないと思われていたんですよね。それが1983年に胃の中にも最近がいることが確認され、それが「ピロリ菌」と命名されました。

正式名称は、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobactor pyrori)となります。

その後このピロリ菌は、様々な病気の現認になっていることが明らかになってきました。

ピロリ菌が影響するとされる病気

ピロリ菌が影響して引き起こされる病気としては、
「慢性胃炎」
「胃潰瘍」
「十二指腸潰瘍」
「胃がん」
「胃MALTリンパ腫」
などがあるとされています。

このなかでもやはり「胃がん」は怖いですよね。

ピロリ菌は「胃がん」になる確率が保菌者でない人に比べて20倍になり、「胃がん」になった人の約80%がピロリ菌の保菌者だそうです。

もちろんピロリ菌の保菌者だからと言って必ず「胃がん」などの疾患になるというわけではありませんし、ならない人のほうが多いでしょう。

かつての日本では井戸水などを飲む習慣が当たり前だったので、50歳以上の年代の方では、70%近い割合でピロリ菌の保菌者であるというデータもあるようです。

10代・20代の保菌者の割合は約20%ということなので、高年齢になればなるほど保菌率は高くなるということでしょうね。

ピロリ菌の感染原因

ピロリ菌の感染原因は、不衛生な上水道にあると考えられています。

ですので、現在の清潔な上水道で育った若年層ほどピロリ菌の保菌率が低く、昔の不衛生な上水道で育った高年齢層ほどピロリ菌の保菌率が高いということになるのです。

キスでは移らない

ピロリ菌は、キスをするぐらいでは感染しないと考えられています。

これはキスの習慣がある欧米人のほうが、キスの習慣がない日本人より保菌率が低いことからもそう考えられるようです。

ただ幼児期にピロリ菌の保菌者の両親が口移しで食べ物を子供に与えていた場合などは、子供に感染する可能性があるようです。

幼児期の子供は免疫力がまだ十分に働いていないため、ピロリ菌に感染する可能性が出てしまうのですね。

ピロリ菌の検査

ピロリ菌を除菌しようと考える前に、まず自分がピロリ菌の保菌者かどうかを調べる必要があります。

実はこのピロリ菌の検査が、最近簡単にできるようになってきたため、私自身も検査をしてみようかなと思ったというわけです。

いちいち病院に行かなくとも、インターネットで「ピロリ菌検査キット」を取り寄せて、自宅で簡単に検査ができるというのは面倒くさくなくていいです。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌の検査方法は、いろいろなものがあります。

内視鏡を使う方法

迅速ウレアーゼ試験
鏡検法
培養法

内視鏡を使わない方法

尿素呼気試験
ピロリ菌抗体測定(血中・尿中)
便中ピロリ菌抗原検査

内視鏡を使う方法は、体の負担も大きいので正直あまり進められる方法ではないようです。

ということは、内視鏡を使わない方法にトライしたほうがいいようですね。

ピロリ菌検査キット

私がトライしようと考えているのは、やはり自宅で簡単にできる「ピロリ菌検査キット」です。

ピロリ菌検査キットでは、「ピロリ菌抗体測定(血中・尿中)」と「便中ピロリ菌抗原検査」がよく利用されています。

この2つだとどちらの方法のほうがいいですかね。

やっぱり、「ピロリ菌抗体測定(血中・尿中)」のほうが簡単にできそうでしょうか。

ピロリ菌検査キットの選び方

いろいろ調べてみると、ピロリ菌検査キットの精度は100%というわけではないようです。

そこでどうするかというと、違う方法の検査キット2種類を組み合わせて使用すると精度がアップするので、組み合わせ検査がおすすめの方法だそうです。

確かに1種類よりも、2種類の方法で検査をしたほうが精度は上がりますよね。

ただ2種類のキットを購入するということはそれだけお金が必要になってしまいますし、面倒くささも2倍になってしまうということです。

まあ面倒くささは検査方法が簡単なのでそれほどないかもしれませんが、2種類分の費用が掛かるのは「うーん」という感じです。

ですので、やっぱりまずは1種類を試してみるといいのかもしれないですね。

私自身も、一度ピロリ菌検査キットにチャレンジしてみたいと思います。

実際にピロリ菌検査キットを試してみたら、また報告します。

まずはどの検査キットにするかじっくり考えていきたいです。さてどうしようかな。