身長を伸ばす方法を知りたい方は多いですよね。

本日、「宇宙に1年間滞在したら5cm背が伸びた」というニュースが流れていました。

(CNN) 国際宇宙ステーションから地球へ340日ぶりの帰還を果たした米航空宇宙局(NASA)のスコット・ケリー飛行士の身長が、約5センチ伸びていたことが明らかになった。

これは結構驚きました。大人が1年間で5cm身長が伸びるというのは普通ではほとんどないことですよね。

それではどのような理由で、宇宙なら1年間で5cmも身長が伸びるのでしょうか?

宇宙で身長が伸びる理由

ちょっと驚いたので調べてみました。すると簡単に理由が見つかりました。

宇宙飛行士が宇宙に行くと、数センチ(だいたい1~2センチ)身長が伸びる、という現象がおこります。中には7センチ以上伸びた人もいます。

これは脊髄の椎間板(軟骨)が宇宙の重力から解き放たれた環境で伸びるからです。ひとつの椎間板あたり、約1ミリ伸びます。

しかし地球に帰還するとまた重力の影響でもとに戻ります。

なるほど、重力というのはかなり人間の体に影響を与えているのですね。

でも残念ながら地球に戻ると、身長も戻ってしまうようです。

まあ普通に生活していても椎間板が圧縮されて、夜には身長が縮んでしまっているようです。

2センチ程度背が低くなってしまうことがあるらしいので、重力というのはかなりの圧縮力があるのですね。

逆に言うと朝起きた時が一番背が高いということになりますね。

身長を測るときはできるだけ朝に身長を測り、もし昼などに身長を測らないといけないときも椎間板を圧縮しないように昼までを過ごすといいのかもしれません。(まあ昼まで寝転んでおくわけにはいかないので、難しいですけどね)

身長を伸ばす方法

宇宙に行って身長を伸ばすというのは現実的ではありませんし効果がないようですので、現実的な身長を伸ばす方法を考えていきたいと思います。

夜は早く寝る

まず、夜は早く寝るということですね。これはありきたりですが一番理に適っている方法です。

昔から寝る子は育つと言いますが、昔の格言を馬鹿にしてはいけません。

成長期の子供が睡眠をとると成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは身長を伸ばすためにものすごく重要となってきます。

特に夜の午後10時~午前2時には成長ホルモンの分泌が盛んになります。

このゴールデンタイムにきっちりと熟睡しておくと、より成長ホルモンの分泌が多くなるそうです。

ですので夜は早く寝てしっかりと8時間以上睡眠をとると身長が伸びる可能性は高くなると思われます。

運動をする

実は運動をすることによっても成長ホルモンは分泌されます。

ただ運動をするとそれだけエネルギーを消費してしまいますので、運動をした後はきっちりとエネルギーの補給をしてあげることが必要となります。

もちろん成長期に過度な運動はあまりいいことではないですが、適度な運動をしてしっかりと食事でエネルギー補給をするということは身長を伸ばすために大事なことです。

筋トレをすると身長が伸びないのか?

子供のうちから筋トレ(筋力トレーニング)をすると身長が伸びないと考えている方は多いのではないでしょうか。

私はこの説は間違っていると考えています。

実際に私の身内やその知り合いの子供は小学生のころから筋トレをしていましたが、二人とも身長は180センチを超えています。

ですので実体験から考えて、筋トレが身長を止めるというのは間違いだと考えているということです。

これも運動と同じく適度な筋トレは成長ホルモンを分泌するので、逆に身長を伸ばすきっかけになるのではないでしょうか。

もちろん過度の筋トレは勧められませんが、適度に筋トレをして十分にエネルギー(特にたんぱく質)を補給すると身長が伸びる可能性が高いと思います。

牛乳を飲む

昔から身長を伸ばす定番として、牛乳を飲むということがあります。

牛乳を飲むことと身長とは関係がないという話がありますが、私はいろいろな高身長の人の話を聞く限り、やっぱり牛乳を飲むことは身長を伸ばす効果があると思います。

昔はカルシウムをたくさん摂取すれば身長が伸びると考えられていました。

しかし現在ではカルシウムばかりをたくさん摂取しても、あまり身長を伸ばす効果がないのではないかとも考えられています。

それはある意味正しいのかもしれませんが、牛乳にはカルシウム以外にもたくさんの栄養素が含まれています。

牛乳には、カルシウムのほかにも「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ナトリウム・カリウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラル分」「レチノール・パントテン酸・ナイアシン・ビタミンC、E、K、B等々のビタミン類」など、たくさんの栄養素が含まれています。

このように牛乳はたくさんの栄養素を飲むだけで摂取できる栄養ドリンクと言ってもいいものです。

ですので私は身長を伸ばしたいならやはり牛乳をたくさん飲むべきだと思っています。

高身長のスポーツ選手の多くは、子供のころに毎日1リットル以上牛乳を飲んでいたという方も多いです。(バレーボール元前日本代表の河合俊一さんは毎日2リットル以上飲んでいたそうです)

また以前テレビで、モデルの菜々緒さんが子供のころから兄と争って牛乳を毎日2リットルほど飲んでおり、兄は身長が190cmあると話していました。(両親は普通の身長だそうです)

これらの話を聞いても牛乳はやっぱり身長を伸ばす効果があると考えられるのではないでしょうか。

ナッツ類を食べる


ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類を食べていたら身長が高くなったという話もまれに聞きます。

元女子バレー全日本代表の益子直美さんは、お父さんのつまみであるナッツ類を一緒にいつも食べていたそうです。するといつの間にか身長が伸びて175センチの高身長になったそうです。

もちろんナッツ類だけが背が高くなった原因ではないでしょうが、両親が普通の身長だったそうですから、いい影響があった可能性は十分あります。

ではナッツ類にはどのような成分が含まれているのでしょうか。

ナッツ類は亜鉛が豊富

実はピーナッツやアーモンドなどのナッツ類には、「亜鉛」がたくさん含まれています。

この「亜鉛」は、骨の成長に影響を与える成分なので、身長を伸ばすために必要な成分の一つだと考えられています。

「亜鉛」は牡蠣や納豆などにもたくさん含まれていますが、これらを嫌いな子供も多いので、その代わりとして亜鉛補給のためにナッツ類を食べるのはいいでしょうね。

またアーモンドなどには亜鉛以外にも、こちらも身長を伸ばすために必要な成分「マグネシウム」も含まれていますので、お菓子代わりにナッツ類を食べるといいのではないでしょうか。

まとめ

宇宙に1年滞在すると身長が5センチほど伸びることがありますが、残念ながら地球に戻ると重力によって徐々に元に戻ってしまうようです。

それでは身長を伸ばす方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

1.夜は午後10時までに眠り、8時間以上睡眠をとる。

2.適度な運動をする

3.牛乳を飲む

4.ナッツ類を食べる

これらは身長を伸ばすための要素が含まれているので実践すると効果があると思います。

また、栄養バランスのとれた食事をたくさん食べるということは重要なことだと思われます。

よく食べ、よく眠り、よく運動するという当たり前のことの質を上げると身長が伸びやすくなるということではないでしょうか。