FBIが事件の全貌解明のため、APPLE社にiPhoneのロックを解除することを要請したところ、APPLE社が個人情報保護を理由に解除を拒否していたというニュースが先日からありました。
その続報なのですが、FBIはついにiPhoneのロック解除に成功したようですね。
iPhoneのロックを解除するには
このiPhoneのロックは、iPhoneを使っている人ならおなじみの画面ですよね。
多くのユーザーは、iPhoneにロックをしていることと思います。
もちろんロックせずに使用することもできるのですが、初期設定が4ケタの暗証番号でロックされているので、ほとんどのユーザーはそのまま4ケタの暗証番号でロックをかけているのではないでしょうか。
初期設定では4桁の数字なので、10×10=10000通りの暗証番号を設定できるので、簡単に考えれば10000回すべての番号を総当たりで入力すれば、いつかはロックが解除されることになります。
この総当たり攻撃は昔ながらの方法で、トランクや自転車のチェーンロックの暗証番号を忘れてしまった時の最終手段として、実際にこの力技を試した方もいるのではないでしょうか。
トランクやチェーンロックでは頑張りさえすればいつかはロックが解除されるのですが、iPhoneの場合はそういうわけにもいかないんですよね。
ちなみに6ケタの数字の場合は、100万通りの暗証番号があります。
また暗証番号を数字ではなく英数字(英字(大文字、小文字区別)+数字)の6ケタにすると、568億0023万5584通りの暗証番号があるようです。
これだと総当たり攻撃でもなかなか正解を出すのは難しくなりますね。
10回間違えるとデータが抹消される
iPhoneはセキュリティーを高めるために、いろいろな設定をすることができます。
その一つに、「10回連続して暗証番号の入力を間違えると全データが抹消・消去される」という設定があります。
FBIが困っていたのもこの点なんですよね。
実質10回しかロック解除のチャンスがないので、総当たり攻撃はできないということになります。
全データが消去されてしまうともうアウトです。FBIでもデータを復元するのは難しいでしょう。
全消去されなくとも待ち時間がある
それではiPhoneを全データが消去される設定にしていなかったらどうなるのでしょうか。
この場合、データは消去されないのですが、次に暗証番号を入力するまでの待ち時間ができてしまいます。
具体的には、まず6回連続で失敗したら1分間使用不可となります。その後は以下の通りです。
6回連続失敗 1分間使用不可
7回連続失敗 5分間使用不可
8回連続失敗 15分間使用不可
9回連続失敗 60分間使用不可
10回連続失敗 60分間使用不可
このように1時間に1回しか暗証番号が入力できなくなってしまうのですね。
11回失敗してしまうと、パソコンでiTuneに接続してバックアップから復元しなければならないようです。
このように10回連続して暗証番号の入力に失敗すると、データが消去されないまでも、面倒な設定をしなければiPhoneが使えなくなってしまいます。
自分自身で設定した番号を忘れることは通常ないですが、お酒に酔っぱらっているときなどは注意が必要となりますね。
サン電子の子会社がロック解除に協力
それではFBIはどのようにしてロックを解除したのでしょうか。
報道によると、日本の「サン電子」社の子会社であるイスラエルの「セレブライト社」がロック解除に協力したようです。
どのような方法でロックを解除したのか
それでは「セレブライト社」はどのようにしてロックを解除したのでしょうか。
これについては残念ながら全く情報がないようです。
「データを吸い出してエミュレーター上で総当たり攻撃」をしたのではないかなど、いろいろな予想はされているようなのですがロック解除の方法はわかっていません。
また、「パスコードとともに使われているUIDについてA6チップを物理的にレーザーで削って読み取るとiPhoneのロックを解除することができる」とアンチウィルスソフトで有名なジョン・マカフィー氏は話したそうですが、FBIがどのような方法でロックを解除したかは今後も発表されないでしょう。
サン電子の株価がストップ高に
今回のiPhoneのロック解除を受けて、「サン電子」の株価がストップ高になっているようです。
3月24日にこのロック解除の一報が届けられストップ高となり、本日も乱高下を続けながら最終的にはストップ高になったようです。
まあこの技術がプラス面にとらえられるのかどうかはわかりませんが、これから仕手化していくのでしょうか。
いつかどこかでナイアガラになりそうなので、手を出さないで見物しておきましょう。
私自身も以前にサン電子の株を購入したことがあったのですが、あまりいい思い出はないですね。正直なところ今回サン電子の株を購入してもいいところで売り抜けれる気が全くしません。
確か以前は低PERだったので購入したような気がしますが、パチンコ関連の企業は低PERがデフォなんですよね。
パチンコ関連以外にも、情報・通信関連分野で面白いのかなと思っていましたが、あまりに動きがないので我慢しきれずに売った記憶があります。
2013年にカジノ関連ということで確か急騰したんですよね。一気に4倍ぐらいに急騰したので驚きました。
今はその時の急騰から順調に下落して元の株価に戻りつつあったのですが、今回また急騰しているということですね。
まあデイトレで遊ぶにはボラがありそうなのでいいのかもしれませんね。
ただこのような急に出来高が増えた株は、急に出来高が減っちゃうんですよね。逃げ遅れ注意というやつです。
ですので、買うのならデイトレで遊ぶという感じなのかな。
ちなみにサン電子はファミコンソフトメーカーとしても有名ですよね。
「いっき」「アトランチスの謎」「上海」などいろいろなゲームを発売してク○ゲーメーカーとしても有名でした。(上海は面白いです。)
今後しばらくの間買う気はありませんが、サン電子の株にも注目しておきたいと思います。