グラブルCMで有名なグランブルーファンタジアの課金問題で、運営会社のCygames(サイゲームス)が声明を発表したようです。
今年の年始から問題となっているグラブルのガチャ問題ですが、本日サイゲームスが「レア別提供割合」を表示することを発表したようです。
レジェンドガチャに登場する装備品個別の出現確率を表記
「レジェンドガチャ」>「提供割合」 で表示される画面にて、現在は 「レア度別提供割合」 を表示しております。3月10日(木)より画面下部にある「レア度別出現一覧」で 装備品個別の出現確率を表記するようにいたします。
これまでレジェンドガチャのイベントにて、 「出現率UP」とのみ表示しておりましたが、 お客様から、 「どれくらい出現率UPしているのかを知りたい」 といった声を頂戴したため、運営事務局にて検討を行い 今後表記することを決定いたしました。
引用元: レジェンドガチャに関する重要なお知らせ
このグラブルのガチャ問題とはどのようなものだったのでしょうか?
ソシャゲのガチャ問題
70万円でやっと出た
年末年始にグラブルの新ガチャが実装されたのですが、3体同時に実装されたキャラクターのうち「アンチラ」というキャラだけがものすごく確率が低く設定されているのではないかと、多くのユーザーの間で囁かれました。
実際70万円もガチャにつぎ込んでやっと出たというユーザーもいたようです。
で案の定、これに怒ったユーザーの多くが署名をして消費者庁に訴え出たことで、今回のサイゲームスの声明発表ということになったのですね。
ドラクエモンスターズSLを思い出す。
この問題を見ると、昨年・一昨年にあったドラクエMSLのガチャ問題を思い出しますよね。
ドラクエの場合は、ガチャ画面での誤認させる表記が問題になり(具体的には当たりの金の巻物だらけの宝箱が表示されていました。)、返金騒動が起きました。
でその後、「ゾーマ130万使っても全くでなかったでござるの巻き」という神々の遊びとしか思えないほどの金額をつぎ込んでも「ゾーマ」というキャラが出なかった事件もありました。
あっ、この運営もサイゲだ。
ソーシャルゲームとパチンコの違い
おさるの実験
365 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 14:04:21 ID:yiZ50c2L サルを完全に破壊する実験って知ってる?まずボタンを押すと必ず餌が出てくる箱をつくる。 それに気がついたサルはボタンを押して餌を出すようになる。 食べたい分だけ餌を出したら、その箱には興味を無くす。 腹が減ったら、また箱のところに戻ってくる。ボタンを押しても、その箱から餌が全く出なくなると、サルはその箱に興味をなくす。ところが、ボタンを押して、餌が出たり出なかったりするように設定すると、 サルは一生懸命そのボタンを押すようになる。 餌が出る確率をだんだん落としていく。 366 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 14:17:29 ID:IvIAGrrD |
これは2ちゃんねるの有名なコピペですが、まあこういうことですよね。
パチンコだけでなく、はっきり言ってソシャゲも同じことだとおもいます。
私のパチンコ・ソシャゲ体験談
今は全くパチンコやパチスロをしませんが、学生時代はよくしていました。
今考えてみるとパチンコをしている姿は滑稽ですよね。
ただ、たまにエサが出てくるという状況はものすごく人間にとって魅力的なものです。ほぼ間違いなく脳内に何かやばいものが出ています。
いくら負けていても「もう出るだろう」「もう出るだろう」と有り金すべてを吸い込まれていったのは懐かしい思い出です。
今ソシャゲを懲りずにしているのですが、この経験が活き?有り金すべてを持っていかれるということはなくなりました。
まあ月に2000円か3000円程度と決めてソシャゲをしていると、結構楽しいものです。
パチンコはお金を儲けることができる時もまれにありますが、ソシャゲはないですよね。
じゃあソシャゲの魅力は何なのかというと、「コミュニケーション」じゃないかと私は思います。
もちろんパズドラのようにコミュニケーション要素があまりないソシャゲもあるのですが、あれは単純にゲームとしてよくできていると思います。
パズドラに課金をしたことがありませんが、さすがになかなか面白いと思います。(まあ無課金でも結構レアキャラが出るというのはよく考えられていると思います。多くの無課金の上に「俺スゲー」的な廃課金者がいるということですよね。)
自分は「ユニゾンリーグ」をしているのですが、最近?はやりの「ギルドシステム」はまあよくできた集金システムだと思います。
ク○運営でいつ辞めてやろうかと思っているのですが、ギルドの人たちとコミュニケーションをとっているとなんか妙な連帯感が生まれるんですよね。迷惑かけられないから強くならなきゃと思うし・・・。
ユニゾンはゲーム的にはかなり末期のような気もしますが、ガチャという名のパチンコ射幸心システムにコミュニケーションツールが合わさったソシャゲはかなりの依存性があると思います。
それにしても子供のころのリアルガチャガチャとソシャゲはやっていることは同じですが、使う金額が違いますよね。
一発ヒットをすればガンホーやミクシーのように、何百億もの利益が1年間に生まれます。
その分屍が積み重なっているのですが、今の子供たちはガチャの誘惑に我慢できているんですかね。
自分たちが子供のころに、お金持ちの子供がガチャガチャを大人回ししていたのを指をくわえてみていたように、何とか我慢できるものなのでしょうか。
ちょっとどころか、かなり心配になります。
ソシャゲに話を戻すと、ソシャゲはアベノミクスがなかなか実現できないインフレがどんどん進んでいく世界なのですが、最終的にはハイパーインフレになりゲームの世界が崩壊します。
崩壊すると今までつぎ込んだ課金額すべてが水泡に帰してしまうという鬼システムなのですが、このソシャゲ全盛時代はいつまで続くんでしょうね。
任天堂が何とかソシャゲという名のキャバクラ嬢の誘惑に負けず踏ん張っていますが、そろそろ誘惑に負けそうな感じなので任天堂が本格参入したあたりが終わりの始まりになるのでしょうか。
世の中おさるの実験システムだらけ
まあよく考えてみると、世の中は上で述べた「おさるの実験」だらけですよね。
競馬・競輪・競艇・パチンコはもとより、宝くじ・ソシャゲ・AKB商法、FX・株式取引・バーゲン・福袋などなど、まあホームランを打った時の喜びを忘れられないというのもそうだろうし、試験でいい点数を取った時の興奮や、いい営業成績を残せばお金がたくさんもらえるのも同じかもしれません。
ん、なんか違う気がしてきたけど、まあいいや。
こう考えると、この世の中は射幸心でできている気がしてきました。
人間の本質が欲望だとすると、あながち間違っていないのかもしれません。
まとめ
ソシャゲから学べるものがあるとしたら、この世のいたるところで射幸心(欲望)をあおってくるので、それを理解したうえで自分をコントロールしていかないと、大変なことになるということでしょうか。
無知の知ではありませんが、知っていると知らないとでは行動も変わってくるので、私自身も肝に銘じて生きていきたいと思います。
さあ明日はどの銘柄を買おうかな。